感染対策のために、マスクの着用や手洗い・消毒を毎日続けたり、外出や活動が制限されることは、利用者やご家族、また職員自身にとっても大きなストレスとなります。加えて、会食など今まで行ってきたストレスへの対処も制限されてしまうことで、ストレスをため込みやすい状況にあります。
利用者(児)の中には、このようなストレスを言葉で表現することが難しく、イライラしたり、食欲が落ちたり、頭痛や腹痛など体の症状が現れる場合もあります。身近な支援者が小さな変化に気づき、利用者(児)の気持ちを聞いて、安心できる時間や場所を考えられると良いでしょう。
マスクの着用や手洗いに対しては、マスクのサイズや素材、着用時の姿勢、乾燥を防ぐクリームを使うといった工夫が考えられます。マスクで表情が見えにくく不安な場合には、距離を取って顔を見せたり、ゆっくりはっきり話すなどの工夫もできます。
また、オンラインを活用した人との交流の機会や、安心できる時間を持つこと、散歩や運動など、気持ちをリフレッシュしたり、人と繋がっていることを感じられる体験を工夫できると良いでしょう。
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(6.障害者支援施設・地域生活支援センターのとりくみ)
障害者支援施設で、子どもたちの楽しみや地域の繋がりを保つ取り組みについて紹介しています。