職員が濃厚接触者であることが分かって自宅待機となった場合、事業所や施設内では代替要員やサービスの調整や変更、利用者・ご家族への連絡、関連機関との連絡調整など、様々な対応が必要になると思います。
一方、自宅待機中の職員は、そのような職場の状況を想像して、申し訳ない気持ちや自分を責める気持ちを持ちやすくなります。感染しているかもしれない不安に加えて、何もできない無力感や孤独感、イライラやストレスを感じることもありますし、自宅療養後に仕事に復帰できるのかという不安を感じることもあります。
自宅待機中の職員に定期的に連絡を取り、体調を確認するとともに、不安や心配ごとを聞いたり、自分を責めないよう伝えることは、職員の孤独感や不安の軽減につながるでしょう。食事や睡眠のリズムを保ち、安心して過ごせることが大切です。様々な調整で職員や管理者の負担も大きな時期だと思いますが、自宅待機中の職員へのサポートは、その後の職場への安心した復帰にも繋がります。
隔離や自宅待機により行動制限をされている方々へ 隔離や自宅待機中の方の心理的特徴や、心がけることについて説明されています。
他施設の取りくみをし知ろう
(3.障害者支援施設でのとりくみ)障害者支援施設での取り組みの中で、自宅待機者への定期的な連絡を行っていたことが紹介されています。