R1:利用者が眠れないと悩んでいるときの対応 

利用者に眠れないという悩みがあるとき

眠れないと疲労の回復が遠ざかってしまったり、眠れない時間に似たような考えを繰り返すことで悩みを深めてしまったりします。また、緊張するような場面を多く経験すると、脳が活動モードに入ってしまってなかなか眠れないという事も起きる場合があります。

コロナ禍のような災害ともいえそうな状況の時には、情報を多く得ようとして目や頭が休まらなかったり、それまでの気分転換の方法が使えなかったりすることがあります。そのような時には、自分で頑張らなければという気持ちを和らげることが安心を増やして眠りを改善することがあります。

→ポイント1

その利用者の方に睡眠について聞くときには、「眠れていないんじゃない?」と聞くよりは、WHOの健康状態票での聴き方の「ぐっすり眠れている日は、どれくらいもてていますか?」と聞いた方が効果的です。
WHOー5 精神的健康状態表

→ポイント2

眠れないことを悩んでいる人の中には、不安を頑張りで克服しようとして苦労している人がいるかもしれません。眠れない理由が思い当たるかどうかを聞いてみてください。

→ポイント3

気になること(不安なこと)があったら、眠れなくなることはよくあると思います。参考になるWEBサイトを一緒に見るなどの方法で、休息が取れるように応援するといいでしょう。なお、以下に参考になるWEBサイトを掲載しますが、自分で疲労に気づかないままの事もありますので、このWEBサイトで準備している相談(電話相談、メール相談)もご活用ください。


参考になるWEBサイト

快眠と生活習慣.e-ヘルスネット,
(厚生労働省)

不眠症.e-ヘルスネット,
(厚生労働省)

睡眠.「いまここケア:おうちで誰でもできるこころのケア」
(東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野)